恋文~隣のきみ~
●咲良●
差出人も、切手すらない手紙。
ちょっと恐かったけど、宛名の字が凄くきれいだったから。
読んでみた。
・・・夏くん!?
夏くんは、1つ年上の隣のお兄ちゃん。
一人っ子同士の私達。
兄妹みたいに、育った。
大好きだった、お兄ちゃん。
でも、別れは突然やってきた。
夏くんが、小学校を卒業した日。
夏くんのお父さんが、遠いところに転勤になった。
どこに行くのか、私は知らなかった。
「咲ちゃん。大きくなったら、また一緒に遊ぼう?綺麗な桜の下で」
泣かないで。と、涙を拭いてくれた。
差出人も、切手すらない手紙。
ちょっと恐かったけど、宛名の字が凄くきれいだったから。
読んでみた。
・・・夏くん!?
夏くんは、1つ年上の隣のお兄ちゃん。
一人っ子同士の私達。
兄妹みたいに、育った。
大好きだった、お兄ちゃん。
でも、別れは突然やってきた。
夏くんが、小学校を卒業した日。
夏くんのお父さんが、遠いところに転勤になった。
どこに行くのか、私は知らなかった。
「咲ちゃん。大きくなったら、また一緒に遊ぼう?綺麗な桜の下で」
泣かないで。と、涙を拭いてくれた。