恋文~隣のきみ~
●咲良●

夏くんがつけてたネックレス。

出張が多いお父さんが「いつも一緒だから」って、くれたんだって。

いつも、つけてた。

可愛いなぁ・・・って、いつも見てた。

真ん中の桜が、回りながらキラキラ光る。

「ぼくの、宝物なんだ」

ぎゅっと握る、夏くんは、お父さんがダイスキだった。

< 29 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop