恋文~隣のきみ~
『お願いがあるんだ』

「なんだよ?」

『咲ちゃんを探してくれないか?オレ、また一緒に遊ぼうって言ったんだ。約束果たしてやれないけど』

「俺が?」

『桜哉、咲ちゃんに会いたいだろ?』

あ、見透かされてますか・・・

『桜哉になら、頼める』

「・・・了解」





握った手は、細くて今にも折れそうだった。
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