恐怖館
突然の訪問
ある日の夕方。
僕が自分の部屋で本を読んでいると、突然窓をバンバン!と叩く音がした。
びっくりして振り返ると、友達のB君が興奮しながら窓を叩いていた。
「A君!開けて開けて!!」
僕が慌てて窓を開けると同時に、物凄い勢いでB君が話し出す。
「あのさ、ついさっきの話なんだけど!」
「ちょ、ちょっとB君、その前にさ…」
「まぁ聞けって。さっき自転車に乗ってたんだよ。河原走ってて。」
「…うん」