Black×WhiteⅠ


「も、もう一回電話かけてくる!!」



慌てた様子で先ほど置いたばかりの携帯とパンフレットを持って駆けて行った。


…別に此処で電話したら良いのに。



それにしても、星華学園…。

…調べてみるか。



自分のノートパソコンを開き、星華学園と検索する。



──カタカタカタッ…



静かな部屋にキーボードを叩く音だけが響いた。



…へー

バイク通学OKなんだ…。


別に不良校でも無い普通の学校なのに…。

変なの。


まぁ、乗らないから関係ないけど。



「美っ羽ー!!聞いてきたよー!!」



家の中という狭い空間にも関わらず、大声で走って来る莉奈。


…近所迷惑だ。



「叫ばなくても聞こえる」


「あははっ、ごめんごめん!!」


「…それで」


「えーっと、『制服は明日直接渡すから授業開始時間の一時間前に来て下さい』だって!」



…先ほど見たHPには確か9時に開始と書いてあった筈。


だから8時には向こうに到着って事だから…



「…7時」


「ん?」


「7時に此処…出る」


「了解!」



久しぶりに早く起きなくちゃ…、ね。



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