気になるアイツ!
「ったく、しょうがねぇなぁ」


「ありがとう。感謝するよ」


俺は浅沼から受け取った手紙を明日香に渡した。


〈浅沼が明日香のこと好きだってよ・・・〉


一応、周りのみんなには聞こえないように、アイツに話しかけた


《興味なし》


〈ふむ。・・・なるほど。
明日香の好きなタイプって、どんな男?〉


すると明日香は慌てたように俺のほうを見ると


《ちょ、ちょっと! 勝手に読まないでよ!》


そう言って教室の外に駆け出していった
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