*桜色の想い出*
四章*
四章*/
あたしは寂しさを紛らわす為に、
自分の手首に思いっ切り爪を
喰い込ませたりした。
赤い血があたしの腕を伝う。
いっそ、この傷が化膿して
あたしなんて死んじゃえば
いいなんて思っていた。
でも、自分の血を見ると
余計に現実に引き戻され、
もっと苦しくなった。
「う、怜桜・・・ッ」
その度に涙は出た──・・・。
また怜桜が居なかった時の
あたしに逆戻りした。
誰にも心を開かずいつも
無表情で冷たい眼をする。
神様、
お願いです
時間を戻して
下さい・・・。
あたしは寂しさを紛らわす為に、
自分の手首に思いっ切り爪を
喰い込ませたりした。
赤い血があたしの腕を伝う。
いっそ、この傷が化膿して
あたしなんて死んじゃえば
いいなんて思っていた。
でも、自分の血を見ると
余計に現実に引き戻され、
もっと苦しくなった。
「う、怜桜・・・ッ」
その度に涙は出た──・・・。
また怜桜が居なかった時の
あたしに逆戻りした。
誰にも心を開かずいつも
無表情で冷たい眼をする。
神様、
お願いです
時間を戻して
下さい・・・。