《短》狼の中の狼


「あれぇ?どうしたの?泣いちゃって。」


顔を上げると、知らないチャラチャラした男の人。私のベストオブ苦手なタイプ。


「…大丈夫ですから「大丈夫じゃないよねぇ?」


立ち去ろうとした私の腕は、簡単にその人の手の中に収まった。


「君、可愛いし。今から俺の家行こうか。」

「え…っちょっ!?」


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