あの夏の君へ





学校が終わるとすぐに私は明美のクラスに行った。

明美に新井田のバイト先を聞いた私は急いで新井田に会いに行った。

今思えば、何でこんな事したんやろうって思う。





新井田のバイト先は学校の近くにあるコンビニやった。

バイトの始まる時間が学校が終わってすぐらしく、いつも放課後は廊下を走ってるのを見るんが印象的やった。

「いらっしゃいませー」

コンビニのドアが開いて、レジにいた店員さんが挨拶してくる。

二人いたその内の一人がポカンっとした顔で私を指差した。

「あれ…亜樹ちゃん…やん…」


新井田やった。







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