あの夏の君へ
三月の星は意外に綺麗で、少し田舎な所に住んでいる荻の家から見える空は澄んでいて、星の輝きが綺麗に見えた。
電車で二個駅が離れた所に住んでいる私の家からは想像できない星空だった。
「二個駅が離れただけやのにな」
澄んだ空を見て、なんだか恐ろしい程距離が離れているように感じた。
「おんなじ地球なのにな…」
不思議やんな。
人間死んだらどこに逝くんかとか。
前世の私は何していたんかとか、誰と結婚してたかとか。
気になる事っていっぱいある。