あの夏の君へ








「嫌やぁ…!!嫌やから!!待ってよ!!長谷部くんッ…」


抵抗する私を無理やり荻の所へ連れていく長谷部くん。

その強い力には勝てなくて、引きずるように連れていかれた。



「亜樹氏!!!!いい加減にせぇよ!!?ちゃんと見たれよ!?あいつの…最後やねんぞ!?」





耳がキーンとする。

グッと閉じた瞳をおそるおそる開けた…。









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