あの夏の君へ





“1、唐揚げ作ります”“2、野球してあげます”“3、野原に連れてきます”“4、春、お花見に行きます”“5、可愛くて、おっとりしてる子探します”


【期限、生きている限り有効】




プレゼントを見た荻は笑い続けていた。

笑い泣きしていた。

そんなに笑わなくても、良いやんか…。

「お前やっぱり最高やな」

涙を拭った荻はありがとう、と言いながら、私の頭にポンと手を乗っけた。





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