コスプレ少年×少女(仮)
その後ジェットコースターに乗り、他にもいくつかのアトラクションを転々と回り、・・・お化け屋敷の列に並んだ。
「・・・凛だけで行っといでよ。あたし待ってるわ」
何かを悟ったように凛の口角が上がる。
「お化け苦手なんだ」
・・・っ///
耳元で囁かれ、なんだか恥ずかしくなった。
「苦手じゃ・・・むぐぐ」
大声を張り上げようとしたあたしの口を凛の手で塞がれた。
しかし最初に少し叫んだ声が大きすぎたのか、さっちゃんたちが振り向きかけた、その瞬間。
凛はさっちゃんたちに背を向け、あたしの方を向いて、頭を引き寄せた。
キスされる!
ぎゅっ、と目を強くつぶった。