コスプレ少年×少女(仮)


観覧車のとこに行くと、ちょうどさっちゃんたちが並んでた。

すぐに人が並ぶ気配がなかったから、そのすぐ後ろに並んだ。

後ろに客が並んでも、今さら先行って下さい、なんて言ってその会話が聞こえて見られても困るし、無言で乗るのを待つことにした。


「次の人どうぞ〜」


凛と向かい合って座った。


「・・・隣こねぇの?」


「行かない」


あまりの即答に少し眉をピクピクさせてた。

でもあたしはこれでも怒ってるのよ。

医務室行かなかったこと。

凛のためを思って言ってるのに、何考えてるのかしら。


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