コスプレ少年×少女(仮)
それよりも一番驚いたこと。
『作戦だったんだよ』
とさらっと言った、兄キの言葉。
あの日・・・
「は?」
「聡美がどうしてもコスプレ大会の優勝商品欲しいからまた妹出す!って言ってさ。その後お前の話になった。」
『え、弟いたの!?初知り!』
『え、そうだっけ?』
『弟くんうちの妹もらってやってくんないかな?あの子あの事件以来不信感あるみたいで、ちょっと心配なの・・・』
『俺もあいつにはいろいろ困ってて、早く好きな奴作ってほしいんだ。くっつくかくっつかないかは本人たちの問題だけど、キッカケ作ろうよ。ただ会わすんじゃなくて、忘れられない、ね。高校も同じみたいだし!』
ーとゆうことらしい。
だから俺はあのコスプレ大会に・・・。
2人は学校で彩華が地味子の格好してるの知らないから、高校入ったらそうゆうことは感がいい俺だ。気づくと思ったんだろう。
まあ何はともあれ俺はあの2人の罠にまんまとはめられたんだ。
でも、今は感謝している。
もう一度彼女と会わせてくれたことに。
兄キは知らないだろうけど。
−凛side−終