コスプレ少年×少女(仮)
「おい、そんな離れてたら教えれないだろ」
「だって、妃菜も来るって言ったから来たのに・・・」
妃菜は凛の家の前まで来ると、帰ってしまった。
あいつからの電話のせいでー
「はい、もしもし鏡ちゃん?どうしたの?今仕事の時間じゃないっけ?うん、うん・・・え、もう仕方ないなぁ♪うん、分かった!」
「鏡夜から?」
「うん!仕事今日早く終わったからイチャイチャしたいんだって・・・えへへ♪だから・・・ごめんね彩華」
あたしは妃菜をガシッとつかんで、コソコソ話す。
「ちょ、2人にしないでよ!」
「そりゃ2人きりだったら帰らないけど、お兄さん家いる時間って言ってたから大丈夫!面識もあるんでしょ?」
「ま、まぁ」
そう言った瞬間、じゃね♪と手を振りながら、走り去っていった。
ーで、今に至る。
コンコン、とドアをノックする音がした。