猫かぶりな君。


なんてのんびり歩いてると後ろから足音が聞こえた。

こんな時間にこの道歩いてるって珍しいな…





不思議に思ってチラッと後ろを見ると−

…隆也くん!?
なんでこんな所にいるの!?



…まだ遠いし走って逃げれば気付かれないし、追い付かれないよね……?



「…あ」



あの角を曲がった瞬間に走っちゃえば…!


私は不自然に見えないように角に着くまで自然に歩いていった。
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