猫かぶりな君。
私は角を曲がるなり全力で学校に向かって走った。
「…はぁ……はぁ………」
…ここまで走れば大丈夫かな…?
なんとなく後ろが気になって振り返ると−
「…え!?」
…走ってきてる!?
私のこと気付いてたの…!?
…とにかく逃げなきゃ!!
私はとにかく逃げる事しか考えられなかった。
でも相手はサッカー部で私はさっきまで全力で走った後だから体力が残ってるはずもなく…
簡単に捕まってしまった。