紅梅サドン
「お前達、よく聞けよ。
嘘だよ。俺は次郎の父親でも何でもねえよ。
ーー赤の他人だ。
でも何が悪い。
嘘付いて何が悪リィんだよ!!
コイツはなあ、確かにとんでもない嘘付きだ。
でもコイツは今までたくさん我慢したから、その分だけ嘘付いてんだよ!!
分かるか、お前らにーー。
親が居ないのに、
『居る』って嘘付かなきゃなんねー奴の気持ちが。
コイツの付く嘘は最低かも知れないが、それはコイツが最低な人間だって事なんじゃない。
絶対クズじゃない。
ーー撤回しろ、クソガキ共。」
嘘だよ。俺は次郎の父親でも何でもねえよ。
ーー赤の他人だ。
でも何が悪い。
嘘付いて何が悪リィんだよ!!
コイツはなあ、確かにとんでもない嘘付きだ。
でもコイツは今までたくさん我慢したから、その分だけ嘘付いてんだよ!!
分かるか、お前らにーー。
親が居ないのに、
『居る』って嘘付かなきゃなんねー奴の気持ちが。
コイツの付く嘘は最低かも知れないが、それはコイツが最低な人間だって事なんじゃない。
絶対クズじゃない。
ーー撤回しろ、クソガキ共。」