紅梅サドンのレビュー一覧
抱えている過去や悩みは人それぞれ。 それを癒してくれたり、前に進むきっかけになるのは、人の温もりなのかもしれない。 4人の奇妙な出会いの意味が、徐々に明らかになっていきます。 読み応えあり♪ですよ! 恋愛小説が苦手な方や一休みしたい方に、特におすすめしたい作品です。
奇妙なゾクゾク感と、笑いあり涙ありのページ数以上に楽しめる作品でした。 個性的なキャラクターが魅力的で、ストーリーを目一杯盛り上げてくれます。 厳しさと優しさが溢れる作品、面白かったです! お勧めします!
器が小さい、いや、けしてそんなことなはい主人公の秋、 可愛いくて気がきいて、自分の考えをもってる雪子、 美少年で憎めない嘘つきのルノー、 口は悪いけど愛らしい次郎、 300ページの物語で、私はこの4人が大好きになりました、、
. とても純粋で、とても素直で。 穏やかな気持ちのまま、ふと優しい涙が浮かんできました。 こんなにも優しい気持ちで人を愛せたら… そして、思いをきちんと伝えること、それを決してサボっちゃいけない。 改めてそんなことを考えたりしました。 そうやってみんなで幸せになれたら、本当に素敵ですね? .
一瞬で虜になった。 この作品の持つ明る雰囲気に。四人の登場人物の強烈な個性に。そして思わずクスリと笑ってしまう作者独特の言い回しに。 それぞれの悩みに否応なしに関わることになった四人は、それぞれのスタンスでその悩みに小さな後押しをしていく。 悩みや苦しみなどを解決するのは勿論最後は自分自身なのだが、それを手助けすることは周りの人間にも出来ることだ。 小さな希望の灯をともすことは他人にも出来るのだ。 そういう意味で四人の共同生活は希望に満ち溢れていたように思う。 俄か仕立ての関係であるはずの四人が、何十年も付き合ってきた家族のように見えるのは、そんな思いやりの心があったからなのかもしれない。 私にとって『紅梅サドン』とは、小さな希望の灯をともしてくれる、心温まる作品である。 最後に一言。 「一度、読んで欲しいですケド」