紫電一閃
初めてでは無いけれど
恋バナで盛り上がるクラスの女子を見つめながら思った。
好きな人いる?とか言うけど、実際それは本当に好きという感情なのか。
ただ友達として好きなだけなのに、それを勘違いして恋愛感情にすり替えているだけなんじゃないのか。
それを考えもしない奴らに、……そう思ってしまう自分にも、反吐が出る。
いつからこんなに捻くれてしまったのだろうか。
前はもっと純粋で、恋というものに憧れていたはずなのに。
恋愛なんて、するだけ無駄だと思ってしまうようになってしまったのは、何故なんだろう。
「みーちゃん!」
甲高い声が私を呼んだ。
完全に別世界に行っていた私は、びくっと痙攣を起こしたように反応した。
話しかけてくれるのは嬉しいけど、いきなり呼ぶのはやめて欲しい。
急いで愛想笑いを作って、その相手に返事をする。
「何?どしたの?」
「あのさあのさ!みーちゃんって、好きな人いる!?」
「はあ?いないよそんなの」
目をキラキラさせながら聞いてくる相手に対して、かなり冷めた返事をした。
悪いとは思うが、自分に嘘を吐くのはよろしくない。
それに、今さっきその事について考えていたから、少し動揺したのもある。
すると、相手は口を尖らせて、つまらなそうな顔をした。
そんな顔をされたって、事実は事実なのだ。
「なーんだ。つまんないなぁ。じゃあ、好きなタイプは?」
「まだ聞くか…。んー、なんだろなぁ」
思考を巡らせるが、そう簡単には出てこない。
しばらく考えて、ふと考えが出てきた。
「そうだね、趣味が同じなら、一緒に居て楽しいんじゃないかな」
私がそう言うと、相手はぱっと表情が明るくなった。
好きな人いる?とか言うけど、実際それは本当に好きという感情なのか。
ただ友達として好きなだけなのに、それを勘違いして恋愛感情にすり替えているだけなんじゃないのか。
それを考えもしない奴らに、……そう思ってしまう自分にも、反吐が出る。
いつからこんなに捻くれてしまったのだろうか。
前はもっと純粋で、恋というものに憧れていたはずなのに。
恋愛なんて、するだけ無駄だと思ってしまうようになってしまったのは、何故なんだろう。
「みーちゃん!」
甲高い声が私を呼んだ。
完全に別世界に行っていた私は、びくっと痙攣を起こしたように反応した。
話しかけてくれるのは嬉しいけど、いきなり呼ぶのはやめて欲しい。
急いで愛想笑いを作って、その相手に返事をする。
「何?どしたの?」
「あのさあのさ!みーちゃんって、好きな人いる!?」
「はあ?いないよそんなの」
目をキラキラさせながら聞いてくる相手に対して、かなり冷めた返事をした。
悪いとは思うが、自分に嘘を吐くのはよろしくない。
それに、今さっきその事について考えていたから、少し動揺したのもある。
すると、相手は口を尖らせて、つまらなそうな顔をした。
そんな顔をされたって、事実は事実なのだ。
「なーんだ。つまんないなぁ。じゃあ、好きなタイプは?」
「まだ聞くか…。んー、なんだろなぁ」
思考を巡らせるが、そう簡単には出てこない。
しばらく考えて、ふと考えが出てきた。
「そうだね、趣味が同じなら、一緒に居て楽しいんじゃないかな」
私がそう言うと、相手はぱっと表情が明るくなった。