白球を追いかけて
いくら言っても監督はそれ以上なにも教えてくれなかった。
「自分でしたことぐらい自分で考えろ…」
だから見に覚えないってんじゃん。
どうすりゃぁいいんだよ。
なんかしたなら、怒られるし、それなにの罰を受けるはず。
なのに俺は、怒られずに罰を受けた。
まじ意味わかんね‥
「大地!」
遠くから俺のタメのやつが俺を呼んだ。
「大地…俺、先輩に聞いたんだ。」
「何を?」
「おまえが試合に出れない理由。」
その内容に俺は驚いた。