白球を追いかけて
竜也…!



「勝ったよ!!」



……。




あれ?




病室には行るなりあたしは、勝利報告をした。



でも返事はなかった。



「まだ気を失ってて、起きてないの。命は大丈夫だから、そろそろ気がつくと思うわ。」


ナースさんが優しい笑顔で言った。


「はぁ…」


曖昧な返事をした。



不安で不安で仕方がなかった。



早く目を覚ましてよ…
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