白球を追いかけて
それから俺たちは三人で帰った。



俺と聡美と柚宇。




「竜也、これから先気をつけろよ?あの様子だとこれから先、まだなんかある。」



柚宇は俺のこと心配してくれる。



「ありがとな。またお前に頼っちまうかもしんねぇ。」



「そん時はそん時だろ!?俺たちはダチ何だからよ!!」



「柚宇…」


「竜也…」



「あのぉ―あたしも居るんですけど?」



聡美が不機嫌そうにこっちを見てる。



「わりぃな。竜也、俺は一人で帰るわ。じゃあ。」



柚宇は途中から一人で帰っていった。
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