白球を追いかけて
荷物を運び込んでから、お隣さんに挨拶だ。


どんな人が住んでんだろ。



ピンポーン――

・・・・・・・・・・



出てこねぇなぁ。


ピンポーン

・・・・・・・・・



留守か。


「まぁ後で良いか。」


「そだね。また後にしよう。」



今日から二人っきりの生活。


やべぇ…新婚みてぇだ。



部屋に戻ってから聡美を後ろから抱きしめた。


二人になった瞬間からスイッチon。


「まだお昼だよ…」


抵抗する聡美だけど手に力が入ってない。


「今はギュッてするだけ。」


聡美柔らかくていい匂いがする。


離したくねぇ。

ずっとこうしていたい。
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