白球を追いかけて
《大地》


竜也と俺はバッテリー…のはずなのに、なんか俺のこと警戒してるんだよなぁ。


なーんか府に落ちねぇ。


俺たちは誰にも負けねぇバッテリーになるんだ。



最高のパートナーになる。




初めてあいつの球をうけて、そう思ったんだ。



一緒に甲子園へ行くって。





なのにあいつ、一人で頑張って、倒れやがってムカつくんだよ。


まるで人を信用しねぇ。


昔の俺みたいだ。
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