私は狡い女。
でも私は今まで面倒臭い目に遭ってきたけど

一度も矢野のことをうらんだことなんてないし

むしろやっぱり私達が仲が良すぎて

ヤキモチを妬いているんだなって

ちょっと優越感に浸っちゃえるもんだからすごいと思う。


「おーい!!やまもとっ!!」

またあいつが私を呼んだ。


「何回も呼ばなくても聞こえてるわよ!
今度は何?いっつもいっつも…」

「これっ!!絶対終わらねぇ!!助け…」


ボカッ


「だから人の話を最後まで聞いてから話なさい!」

「ごめんごめん。で!これ!!」

「はぁ〜…なんでいつも私なのよ…他にいっぱいやってくれそうな女子がいるじゃない」


「じゃっよろしく!☆」


「だから話を聞かんか!!!」


と言ってもあの馬鹿は
もうすでに自分の席に着いている。

「あれ?はるな〜どうしたの?(笑)
またまた矢野くんですかぁ〜?」


こんな感じで手伝いもしないで
冷やかしてくるのはただ一人…、


「優香っ!」



< 3 / 6 >

この作品をシェア

pagetop