・:*:・゚'☆・:麗華お嬢様の物語・:★*:・゚',
授業はあっという間に終わった。

里美はクラスメイトと

帰りにご飯を食べに行く約束をしていた。

が、背中に刺されんばかりのオーラを感じた。

おそるおそる振り向けば子犬のような目で

何か言って欲しそうに

麗華が里美に熱い視線を送っていた。


・・・・。


里美は仕方ないなぁ~

と思いつつ誘った。


「みんなとご飯食べに行くんだけど、

 麗華も来る?」


「今から?

 ごめんあそばせ。

 わたくし今からモデルのお仕事があるの~。

 また時間が合ったら

 庶民のお食事会に参加させてもらうわね。

 今日は私の親友をあなた達に貸して

 あ・げ・る♪」


はぁ~~~~!?

里美の怒りは爆発寸前


「あいつマジ意味わかんねぇ~!

 絶対今の、モデルの仕事があるって

 みんなに言いたかっただけじゃん!!

 ムカツク~!」


「いいじゃん。

 いない方が気使わなくていいしさ。

 話もすぐ飛んじゃって分けわかんなくなるし。」



「でも、モデルの仕事って

 美香前にも聞いたことあるけど、

 実際雑誌に載ってるの見たことな~い。

 今度見せてもらおっかな~。

 モデルしてる子がいるって言ったら、

 男友達がコンパ開け!ってうるさいんだよー。

 その代わり、向こうもイイの連れてくるらしいから、

 里美、今度麗華アポッといて!」
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