・:*:・゚'☆・:麗華お嬢様の物語・:★*:・゚',
「えぇ~・・・

 やだよぉー。

 また調子に乗るよ…。」


里美は乗り気じゃなかったが

他の2人に後押しされ、

しぶしぶ交渉権を獲得した。



その頃、麗華はモデルの仕事についていた。

『パシャッ。

 パシャッ。』


「麗華ちゃんいいねぇ~。

 その足、もうちょっと斜め。

 そうそう、いい感じぃ~。」


男か女か一瞬迷うカメラマン。


「次、赤にしよっか。

 今年はカラーバリエーションが豊富だから、

 麗華ちゃん今までに増して忙しいんじゃない?

 次、紫。」


『パシャッ。』


「そうなのー。

 もう、毎日モデルの仕事に明け暮れてる。

 店頭には私のポスターがいっぱい張ってあるし

 私がいなかったら今年の流行はなかった!

 って感じぃ~?」

 
いかにも

私が流行最先端☆

みたいな顔して喋っているが、

実際、麗華は持ってこられたものを着てるだけ。


麗華自身が流行を編み出してるわけじゃぁ、ないっつーの!
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