・:*:・゚'☆・:麗華お嬢様の物語・:★*:・゚',
「洸様ぁ~~~。」


ドラマは時間と共に

修了した。

麗華はまだ見足りなかったが

洸様はもう出ない・・・

後ろ髪を引かれる思いで食卓に着き、

遅い夕食をとった。


「本日のディナーは

 豆腐ハンバーグ

 和風サラダ

 ・・・」


麗華の頭には何一つ入ってこなかった。

洸様のことでいっぱいだった。


「シェフ、

 今日は格別美味しい♪」


麗華の声は見違えるように穏やかだった。


「…毎週火曜日ならいいのに。」


シェフはボソッと呟いた。 

スタッフ一同、同感だ。

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