・:*:・゚'☆・:麗華お嬢様の物語・:★*:・゚',

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麗華と憂のデート当日・・・


二人は駅前に待ち合わせをした。

麗華は打ち合わせ通り

10分前に待ち合わせにやって来た。

今日は小さい花柄のワンピースを着た。

いつものドレスとは打って変わって着心地が軽い

スタイル抜群の麗華には

周りの視線が釘付けだった。


憂は少し遅れてやって来た。


「麗華ちゃん?!」


前回の姿とはまるで別人!!

憂は恐る恐る声をかけた。


「やっぱ麗華ちゃんだぁ~。

 見違えたよ!!気づかなくて三回素通りしたよ!(笑)」


二人の会話は、麗華の大人しさにカバーされ

なんとか続いていた。


映画館に着くと、

憂は素早くチケットとポップコーンを買い

麗華をリードした。


「・・・?これ、何ですの?」


麗華は塩分の多いポップコーンを食べさせてもらったことがなかったのだ…


「えっ?それマジで行ってんの?

 ポップコ-ンだよ。旨いのに。

 麗華ちゃんは本当にお嬢やなぁ~。」


憂は改めて住んでる世界の違いを思い知らされた。

映画館に入り憂が席を指示する。


「階段上って‘G-12’」


麗華はドジを踏まないように

真剣に席を探し座った

・・・・・・・。


「麗華ちゃんそのまま座ったら・・・」


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