・:*:・゚'☆・:麗華お嬢様の物語・:★*:・゚',
朝8時

いつもより少し早いが

隅田は旦那様を起こした。


「今日の夜中に電話がかかってきたんですよ。

 取り次げって言われたんですが、

 こんな夜中に迷惑だ!と

 叱らせてもらいました。

 旦那様のお体に負担をかけられませんので、

 これくらいはお手伝いのわたくしが

 責任持ってさせていただきました。」


隅田は少し自慢げに朝の事を話した。


「そうか。夜中に隅田は電話で起こされてしまったんだな。

 すまなかったな。

 でも、そんな真夜中に電話をかけるなんて

 よっぽどの急用がある奴か

 本物のバカくらいしかいないぞ。

 で…相手先は?」


旦那様は嫌な予感がした。

不吉な知らせじゃなければいいんだが…


「相手先は

 日本代表証券が・い・しゃ…

 ・・・・・・。」


隅田は一気に青ざめた。

証券会社?!

寝ぼけていてしっかり会社名を把握していなかったのだ。


旦那様は急いで証券会社に電話を入れた。
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