・:*:・゚'☆・:麗華お嬢様の物語・:★*:・゚',
公園に着くと

立派なお家が出来上がっていた。


「ホームレスに二階建て?!

 パパ凄~い!!」


麗華は家族の暖かさを実感した。


「麗華様!お帰りなさい!」


「麗華様、久しぶり!」


次々と暖かい声が聞こえてきた。

ボランティアで知り合ったホームレスの人々だった。


こんなところにも

町の住人の暖かさ

落ちてるのね。


麗華は嬉しくて涙が出た。

この日はホームレスみんなで歓迎会をした。

水とおにぎりだけだったが

今まで生きてきた中で一番美味しい食事だった。
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