・:*:・゚'☆・:麗華お嬢様の物語・:★*:・゚',
麗華は学校に着くと

芸能人気取りで廊下をスタスタ歩く。


「皆さん、Good Morning!

 Good Morning!」


左右交互に手を振りながら

麗華は愛想を振りまいている。

みんな私のファンなんだから~、

麗華困っちゃう。


超ー勘違い女全快!!!(失笑)


手を振り続けること5分

麗華は教室にようやくたどり着いた。

さっさと歩けんのかい!


教室に入ると友達の姿を見つけた。


「里美!Good Morning~!

 ご機嫌はよろしくて?

 里美は相変わらず

 朝早くから来てるのねぇ~。

 暇人なんだからぁ~。

 そうそう、今日も私が学校に来たとたん

 ファンの子達が廊下に出てきて

 手を振るんだから!

 もう大変!!

 おかげで腱鞘炎よ~。

 どうしてこの時間に来ること知ってんのかしら?

 やっぱり、家の近くに

 ファンの子が潜んで

 私の行動チェックしてるんだわ。

 物騒な世の中ねぇ~。」


里美は麗華が勝手に思い込んでる親友だ。

いつもこんなテンションの麗華についていける子なんて

そういない。
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