これもひとつの愛の形なのだろうか
出逢い
本気の恋なんてした事なかった。
神崎雫.14歳。
花野宮中に入学して5ヶ月たつ。
無事クラスにも馴染め
だいぶ安定してきた時期。
「ねぇ雫、聞いてる?」
「え、あ、ごめん何?」
高橋さくら。私の親友。
彼女はほんとに横にいるのが嫌になるくらいかわいい。
それに比べて私は・・・。
「私、木原クンにこくられたのー」
「まじでー?良かったじゃん!」
・・・木原。
学年1人気であろう。
さくらにゎゆってないけど
実は私も好きだった。
と思ったけどなんかそぅでもないっぽい。
・・・本気の恋なんてしたことない。
恋が苦しいと思った事なんて一度もない。
部活にゎちゃんと行ってる。
見かけに合わず吹奏楽。
「彩芽ー先生は?」
「知らなーい。」
「知らないってなんだー」
部室を出て廊下を歩く。
9月ってこんなあついっけ?
雨だから蒸されるような暑さ。
「あっつ・・・・」