お嬢様も楽じゃない!!
しょうがないことではあるが口元からはため息がつい出てしまう。



窓の外を見れば下校中の生徒や部活に励む生徒が目に入った。
「今更だけどさっきの笑い声はないな」と動く生徒を眺めながら一人反省した



そんな窓の外はつい先ほどまで青空であったというのにもう赤みが差しそろそろ帰る時間だと伝えていて変わらない毎日に退屈過ぎて笑ってしまう



ゲームをしまい図書室の大きな扉を開ければ埃臭くない新鮮な空気が肺を膨らませる



「どこもかしも窮屈すぎるのよ」



小さく呟いた言葉は広すぎる図書室に響いて消えた。



携帯の時計を見ればもう少して5時半を過ぎようとしている


もう来てるか――…‥
内心ため息をつきながら



図書館を後にした



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