アイ・ラブ・おデブ【完結】
今、自分を包む暖かな温もりが愛しい…

こんなにもずっと自分を想ってくれる…

心の奥に閉じ込めていた気持ちなど遥の深い想いの前では、一瞬で吹き飛んでしまう

「ありがとう…
ずっとずっと想ってくれて…
…あたし…知らなくて…
ハルが近くにいたなんて…
そんな気持ちであの写真をくれたなんて…」

自分を抱きしめる遥の手に指を絡めた

「いいんだ…勝手に押し付けたんだから…
今、僕の腕の中にいるだけで…
これからも傍にいてくれれば…」

「うん…傍にいる…
だってこのストーカーからは逃れられないよ…
20年分の想いに捕まったら逃げ出すことは無理だよ…
それにもう…胃袋はしっかりと掴まれているから…」
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