アイ・ラブ・おデブ【完結】
「平野です…よろしくお願いします」

緊張した声で挨拶をすると

「あ~よろしくね~
平野ちゃんは目玉焼きには醤油派?ソース派?それとも何もかけない派?」

「えっ?…何も…」

初対面の人とは思えないフランクさで近藤は聞いてきた

「ふ~ん…シンプルな味が好みなんだ…
じゃあ今度、サラリーマンと合コンしようか?
刺激を求めない平野ちゃんに合わせてチョイスするからね~」

勝手に一人で納得してパソコンに向かってしまう

「あの…合コンは…結構です」

と断るも人の話を聞いていない

課長を見るとこめかみを押さえ無言で横に首を振りながら離れていった

…近藤さんて…チャラ男?
職場でこんなにチャラくて…
いったいプライベートは…
どんだけぇ~?
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