アイ・ラブ・おデブ【完結】
午後も近藤の調子は変わらない

喋りだすとチャラさ満開で攻めてくる

…やはり…はっきりと断らなければ…

コーヒーを手渡しながら思いきって切り出した

「近藤さん…あの…合コンのお誘いは…お断りします
…すみません!」

「えっえ~!平野ちゃん固い固い!
気軽に考えて~!
あれぇ~もしかして~…
彼氏いるの~?」

…うわっ…こんなにはっきりと断っているのに…

「はい…います」

会社のデスクでする会話とは思えない内容に小夜は小さな声で答えた

「ふ~ん…そうなんだ」

…やっと分かってくれた…

「いいよ!いいよ!
彼氏よりもいい人と出会うチャンスだよ~
気軽に行こうね!」

…駄目だ…この人は話を聞いちゃいない…
それにハルよりも素敵な人なんていないよ!

どこまでもチャラ男な近藤の言うことは放っておくことにした
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