アイ・ラブ・おデブ【完結】
…知らない人達…
ここは…歓迎会では…ないよね

「あ…すみません…
部屋を間違えました…」

ドアを閉めて振り返ると近藤がハンカチで手を拭きながら近づいてきた

「お~!平野ちゃん!きたきた…
入って入って!」

今閉めたドアを開け、小夜の肩を押して中へと入る

…えっ?この人達…総務部にいたっけ?
こんなに可愛い子達…知らない…

「座って~!平野ちゃんも取りあえずビール頼んであるから!
さあ!今夜の素敵な出会いに…」

「「「乾~杯!」」」

皆の声が合わさり楽しげにジョッキをぶつけた

…素敵な…出会いに?
歓迎会じゃ…ない…の?
会社で出会ってないの?

「平野ちゃん!飲んで飲んで!
今日は平野ちゃんのために集まったんだから!
歓迎しちゃうよ~!
ようこそ…"合コン藤部"へ!」
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