アイ・ラブ・おデブ【完結】
「アハハ~!平野ちゃん!
夜はまだまだ~
ほらっ!二次会行くよ~」

店から出てきた女の子達と歩き出してしまった

腕を絡める二人に離すように頼むが、聞き入れて貰えずカラオケに連れて来られた

途中で帰ろうと試みるもバッグを人質にされトイレに行くのが精一杯だ

普段カラオケになんて来ない小夜は、大きな音とタバコの煙に頭痛がしてくる

話し声が聞こえないからなのか隣のケンジがやたらと引っ付いてくるのも、リュウが耳元で話しかけるのも耐えられない

帰りたいと自分のバッグを見つめているとはみ出ている携帯が光っている

…そうだ!電話に出て急用ができたって帰る作戦はどう?
うん!やってみよう!
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