アイ・ラブ・おデブ【完結】
「あの…電話…出てきます…」

バッグに手を伸ばし携帯を手にする

「え~!駄目だよ~
どれ…男から~?」

かなり酔っているのかリュウは携帯を持つ小夜の手を握りディスプレイを強引に見る

「ん?はるか…さん…
女の子からかあ…ピッ!
もしも~し!はるかちゃん?
今ねぇ…さやちゃん忙しいんだ!
今度、俺とも遊んでね~またねぇ!」

遥からの電話に勝手に出て、勝手に喋り、勝手に切ってしまった

…あわわわ~ハルからの電話!!
しかも喋ったよ!この人!
切っちゃったよ!
ヤバい…今の…
絶対に怒られるよ…
電話に男の人が出るなんて…
あたし…嫌われちゃう?

「返して!!携帯返してください!」

必死に掴みかかるが、反対に酔っているリュウに抱き締められてしまう
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