アイ・ラブ・おデブ【完結】
「離してください!
電話返して!!」
必死に暴れている小夜には登場した人物など気づいていなかった
抱き締めているリュウは突然の乱入者に気をとられ、腕の力が弱まった
暴れている小夜の握りこぶしが左頬にヒットし、リュウの眼鏡は吹っ飛び、グヘェと呻き崩れた
「さあや!!」
…えっ?ハル?
振り返るとすぐ傍に怒った顔の遥が立っている
し~んと静まり返った部屋に次の曲…"虎柄ビキニの鬼"が出てくるアニメの曲が響いた
…え~っと…ハルがいる…
怒った…顔して…
ソワソワするのは…あたしだよ…
よそ見なんてしてませんよ!夢中です…ダーリン!
もちろんハルが一番だっちゃ!!
二番なんていません!
誰かが歌っているわけではないが有名なメロディーに自然と歌詞が浮かぶ
「帰るぞ!」
「…はい…」
遥は携帯とバッグを引ったくるように掴み、小夜の肩を抱いて部屋を出た
後ろでは突然現れた遥の沸騰したオーラに全員が固まっていた
電話返して!!」
必死に暴れている小夜には登場した人物など気づいていなかった
抱き締めているリュウは突然の乱入者に気をとられ、腕の力が弱まった
暴れている小夜の握りこぶしが左頬にヒットし、リュウの眼鏡は吹っ飛び、グヘェと呻き崩れた
「さあや!!」
…えっ?ハル?
振り返るとすぐ傍に怒った顔の遥が立っている
し~んと静まり返った部屋に次の曲…"虎柄ビキニの鬼"が出てくるアニメの曲が響いた
…え~っと…ハルがいる…
怒った…顔して…
ソワソワするのは…あたしだよ…
よそ見なんてしてませんよ!夢中です…ダーリン!
もちろんハルが一番だっちゃ!!
二番なんていません!
誰かが歌っているわけではないが有名なメロディーに自然と歌詞が浮かぶ
「帰るぞ!」
「…はい…」
遥は携帯とバッグを引ったくるように掴み、小夜の肩を抱いて部屋を出た
後ろでは突然現れた遥の沸騰したオーラに全員が固まっていた