アイ・ラブ・おデブ【完結】
久しぶりのきらりとの食事についつい食べ過ぎてしまった
「きらり…もうあたしは食べられないよ…
後はよろしく…」
デザートを前に小夜はギブアップ宣言した
「もう~ずいぶんと小夜の胃袋は小さくなってしまったのね…
あ~あの天丼を食べきったのが懐かしいわ!
覚えてる?」
「うん!もちろん覚えてるよ!」
あの時のきらりの服装だって、柏木のニヤケ顔だって思い出せる
「あの時…私、嬉しかったの
小夜が天丼を一緒に食べてくれて、食べきってくれて…
あの店ってもう今は無いんだけど…
ほらっ…これ!」
手帳の間から大切そうに取り出したのは…あの時の賞金袋を持って笑う二人の写真だった
ポラロイドカメラで撮った写真は色褪せて画鋲の穴が開いていたけれど、その笑顔は楽しそうだ
写真をそっと手に取り、食い入るように見つめていると、あの店の油と醤油の匂いまで蘇ってくる
「きらり…もうあたしは食べられないよ…
後はよろしく…」
デザートを前に小夜はギブアップ宣言した
「もう~ずいぶんと小夜の胃袋は小さくなってしまったのね…
あ~あの天丼を食べきったのが懐かしいわ!
覚えてる?」
「うん!もちろん覚えてるよ!」
あの時のきらりの服装だって、柏木のニヤケ顔だって思い出せる
「あの時…私、嬉しかったの
小夜が天丼を一緒に食べてくれて、食べきってくれて…
あの店ってもう今は無いんだけど…
ほらっ…これ!」
手帳の間から大切そうに取り出したのは…あの時の賞金袋を持って笑う二人の写真だった
ポラロイドカメラで撮った写真は色褪せて画鋲の穴が開いていたけれど、その笑顔は楽しそうだ
写真をそっと手に取り、食い入るように見つめていると、あの店の油と醤油の匂いまで蘇ってくる