アイ・ラブ・おデブ【完結】
ホテルの中庭に面した小さな食堂は、朝早い時間でもちらほらと利用者がいた
英語で会話をする観光客やスーツ姿のビジネスマンが一日の始まりの時を共有していた
小夜達が座るとエプロン姿の初老の女性がにこやかに近づきパンの入った籠を置いた
「ボン・ジュール!
カフェ・ラ・テ?ティ?」
と小夜にも分かる言葉で飲み物を聞いていく
遥とにこやかに会話をして奥に消えていった
どうやら彼女はフロントにいたムッシュ・ダンディの奥さんらしい
少し彼女の方が歳上に見えるがきっと並んでいると素敵なカップルだろう
テーブルに置かれた籠には小さなフランスパンとクロワッサンが乗せられていた
大きめのティーポットが二つ運ばれてきた
小夜のカップにそれぞれのポットからミルクとコーヒーを注ぐ
人肌に温められたミルクはカップの中で混ざり合い優しい色に染まっていく
「さあ…マドモァゼル!食べようか」
こうして遥と二人の穏やかな朝の時間が流れていった
英語で会話をする観光客やスーツ姿のビジネスマンが一日の始まりの時を共有していた
小夜達が座るとエプロン姿の初老の女性がにこやかに近づきパンの入った籠を置いた
「ボン・ジュール!
カフェ・ラ・テ?ティ?」
と小夜にも分かる言葉で飲み物を聞いていく
遥とにこやかに会話をして奥に消えていった
どうやら彼女はフロントにいたムッシュ・ダンディの奥さんらしい
少し彼女の方が歳上に見えるがきっと並んでいると素敵なカップルだろう
テーブルに置かれた籠には小さなフランスパンとクロワッサンが乗せられていた
大きめのティーポットが二つ運ばれてきた
小夜のカップにそれぞれのポットからミルクとコーヒーを注ぐ
人肌に温められたミルクはカップの中で混ざり合い優しい色に染まっていく
「さあ…マドモァゼル!食べようか」
こうして遥と二人の穏やかな朝の時間が流れていった