アイ・ラブ・おデブ【完結】
環の有無を言わさぬ迫力に、小夜達はグラスやカトラリーの並ぶ大きなダイニングテーブルについた
誕生日席に座る女王様は遥の前に置かれたグラスへワインを注ぐ
遥と向かい合う小夜には先程の金髪の女性が給仕をしている
「ありがとうございます…」
小夜は日本語が堪能な彼女に自然とお礼の言葉を口にした
一瞬彼女の表情が緩み驚いた目をしたが、すぐに元の無表情に戻った
専属のシェフなのか、ケータリングのシェフなのか分からないが次々と見事な料理を運んできた
食事の間、環はご機嫌に一人話していたが遥は疲れているのか短い相槌をするだけだ
もちろん環が小夜に話しかけるはずもなく、豪華な食事を一人黙々と口に運んだ
…うわぁ…これってフォアグラってやつ?
美味しい…けど…ハルならもう少し違うソースを合わせるんじゃないかな?
サラダのドレッシングもハルが作るピリ辛のあれ…好きなんだよね…
どれを食べても遥の料理と比べてしまう
料理人の遥に出すのだから一流のシェフが腕によりをかけて作ったにちがいないのだが…
誕生日席に座る女王様は遥の前に置かれたグラスへワインを注ぐ
遥と向かい合う小夜には先程の金髪の女性が給仕をしている
「ありがとうございます…」
小夜は日本語が堪能な彼女に自然とお礼の言葉を口にした
一瞬彼女の表情が緩み驚いた目をしたが、すぐに元の無表情に戻った
専属のシェフなのか、ケータリングのシェフなのか分からないが次々と見事な料理を運んできた
食事の間、環はご機嫌に一人話していたが遥は疲れているのか短い相槌をするだけだ
もちろん環が小夜に話しかけるはずもなく、豪華な食事を一人黙々と口に運んだ
…うわぁ…これってフォアグラってやつ?
美味しい…けど…ハルならもう少し違うソースを合わせるんじゃないかな?
サラダのドレッシングもハルが作るピリ辛のあれ…好きなんだよね…
どれを食べても遥の料理と比べてしまう
料理人の遥に出すのだから一流のシェフが腕によりをかけて作ったにちがいないのだが…