アイ・ラブ・おデブ【完結】
「気に入ったものはなかったよ
もう皆にお土産は買ったから…
中へ入る?」
明るい声を作り遥の腕に触れた
閉じていた目をゆっくりと開け、泣きそうな顔を小夜に向けて振り絞るように声を出した
「…さあや……………
………ごめん…」
「ん?なあに?」
遥の辛そうな表情に胸が締め付けられて小夜まで泣きたくなったが、笑顔を浮かべて優しく聞いた
「…ごめん…さあや…」
固く目を閉じ小夜を抱きしめた
「………一緒に…帰れない…」
…えっ!?帰れないって…どういうこと?
ん?忘れ物?
それとも…トニーさんに何かあった?
顔を上げて遥を見ようとしたが、抱きしめられている腕は呼吸も苦しい程にきつく力が入っている
様子がおかしい遥に段々と不安が募る
「ハル?どうしたの?
…何があったの?」
遥の腕の中で、小夜は冷静にならなくちゃと必死で言い聞かせていた
「…ごめん…さあや…
一人で…日本に戻ってくれ…
一緒に戻れなくなった…
今は…理由を聞かないで…
必ず…解決して…戻るから!
さあやの所に帰るから…」
もう皆にお土産は買ったから…
中へ入る?」
明るい声を作り遥の腕に触れた
閉じていた目をゆっくりと開け、泣きそうな顔を小夜に向けて振り絞るように声を出した
「…さあや……………
………ごめん…」
「ん?なあに?」
遥の辛そうな表情に胸が締め付けられて小夜まで泣きたくなったが、笑顔を浮かべて優しく聞いた
「…ごめん…さあや…」
固く目を閉じ小夜を抱きしめた
「………一緒に…帰れない…」
…えっ!?帰れないって…どういうこと?
ん?忘れ物?
それとも…トニーさんに何かあった?
顔を上げて遥を見ようとしたが、抱きしめられている腕は呼吸も苦しい程にきつく力が入っている
様子がおかしい遥に段々と不安が募る
「ハル?どうしたの?
…何があったの?」
遥の腕の中で、小夜は冷静にならなくちゃと必死で言い聞かせていた
「…ごめん…さあや…
一人で…日本に戻ってくれ…
一緒に戻れなくなった…
今は…理由を聞かないで…
必ず…解決して…戻るから!
さあやの所に帰るから…」