アイ・ラブ・おデブ【完結】
…えっ?解決って…トラブル?
理由は話せないって…
聞かないで欲しいってこと?
ねえ…すぐに戻って来るでしょ?
あたしが待っている所に…帰ってくるよね?
ハル…信じてる…

「うん…分かった…
今度はあたしが待っているよ!
ハルが帰ってくるのを待ってるよ…
ほら…顔を見せて!
ちょっとの間、離れているんだから…
いつもの笑顔を見せて!」

抱きしめている腕の力を緩め、泣き出しそうな笑顔を見せてくれた

「…さあや…ありがとう…
セキュリティゲートまで送る…
…帰ったらワインを一緒に飲もう…約束だ…」

小夜の額にキスを落とし、固く目を閉じた

この手を離しちゃいけない…そう頭の中の警報が鳴り響いているが、小夜は笑顔を作った

「ほら!あたしはいつでも…いつまでも待っているよ…
安心して…帰ってきてね!
それじゃあ…一足先に帰っています…
ハルも…気をつけてね!」

遥の頬に手を当てて自分の方へ引き寄せた

…お願い…そんなに辛そうな顔をしないで…
まるでもう…逢えないみたいじゃない…
お願い…すぐに逢えると笑って…

祈りを込めて遥の唇にキスをした
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