アイ・ラブ・おデブ【完結】
その後は無事に、焼き鳥達を堪能してお礼を済ませることができた

「あっちも行くだろ?」

"あっち"とはもちろんリームのお店のことだ


柏木との食事はいつも"とんちゃん"で待ち合わせて、リームのお店へと行くコースだ

二人の時はこのコースしか行ったことはない


決して別のお店に行きたいわけじゃない

どちらも柏木の知り合いの店だからオマケしてもらっているし、とっても美味しくてボリュームがある


さすが財布に優しいヘルシー野郎だ


会社に入るまではほとんど会話をしたことない(嫌味を言われる仲…)が、いつの間にか二人で食事をする仲になっていた


まあ二人で会っていても、食べているか飲んでいるか、小夜の話しに突っ込みを入れているかのどれかだ

互いにスーツ姿になり、大人なフリをしているが、学生時代のきらりの部屋と変わりはない

付け加えると二人の間に、ピンク色の時間が流れることも雰囲気になることもなかった
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