アイ・ラブ・おデブ【完結】
夜になって昼間の訪問者の情報がきた

この高級な住まいはセキュリティを重視したサービスが売りだ

宅配の人や清掃業者、周りをうろつく人物の情報までもが毎日知らされる

"ハナゾノ シンタロウ 他1名"

…ふん、これじゃあ環様が警戒しているあの小娘が来たとは分からないじゃないの
セキュリティも踏み入れない分野なのね
どうしようかしら?
まあ…私が知らせなくても勘のいい環様なら…
自分の男が、恋い焦がれている小娘が来たことを知ったら、何をするのかしら?
金で動く力…そう…直接自分の手を汚すよう真似はしない
今の女優という立場を捨てないためにも…
あの小娘も無事ではいられないわね

環に知られれば、何もされずに日本へ帰ることはできないだろう

いや日本にいても油断できないのでは…
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